水疱そう、おたふく流行中?
2006年06月13日火曜日
最近流行している手足口病やヘルパンギーナやプール熱などのいわゆる「夏かぜ」のウイルス疾患は予防することはできませんが、水疱そうやおたふく(ムンプス・流行性耳下腺炎)は予防注射で防げます。
いまだに罹ったほうが良いと考えている方も多いようですが、欧米では予防注射が当たり前というか、終了していないと、入園や入学を許可されないところが多いのです。
水疱そうは、確かに合併症は少ないですが、すべての発疹、水疱がかさぶたになるまで登園できません。おたふくは耳下腺の腫れが消失するまでです。それより、罹った場合、水疱そうはウイルスが神経にくっついて残ってしまい、将来、帯状疱疹などで発症することがありますし、おたふくは小児では髄膜炎や聴力障害などの合併症、成人では膵炎や睾丸炎など不妊の原因ともなります。
任意接種で高い予防注射ですが、95%以上のテイク率(100人中2−3人は罹ることもあるが症状は軽いことが多い)です。年々性能もよくなってます。保健センターなどに問い合わせてみて下さい。