マイコプラズマ?
2006年10月14日土曜日
咳の続く風邪?が流行っています。
成人や一部の小児の検査からは、マイコプラズマの抗体の上昇がみられます。
マイコプラズマは自然に治ることも多いのですが、こじれると気管支炎・肺炎などを起こして、悪化すると肺に水がたまることもあります。また、喘息を誘発することでも知られています。
菌は細胞膜を持たないので、一般的に使われるペニシリン系やセフェム系の抗生剤は無効です。マクロライド系やテトラサイクリン系の薬が必要ですが、後者は小児への歯牙着色などの副作用もあり、専門医での治療をおすすめします。