トピックス 清見ファミリークリニック

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小児科 トピックス新年度からの小児の予防接種について

2013年04月03日水曜日

今回は変更点が結構あります。迷ったら、保健センターか当院にお問い合わせ下さい。

1、MR(はしか/麻疹・風疹)
5年間続いていた中学1年と高校3年でのはしか(麻疹)・風疹混合ワクチン(MR)の公費での無料接種の制度は終了しました。小学生以上でMR1回のみの方、はしか、風疹を単独で1回しか接種してない方は自費ででもMRの追加を受けてください!年長さん(就学前1年)の2期は継続ですので忘れずに!

2、日本脳炎
日本脳炎の1期3回(追加も含めて)、2期1回の接種機会を逃した人の救済措置・特例の年齢範囲が広がりました。特例で公費で無料接種できる年齢は平成7年(1995)年4月2日生まれ(法律上、出生日を「0」と数えるため4/2出生日からが1学年の始まりとなります)から平成19年(2007)4月1日生まれまでの4歳以上20歳未満(年齢は誕生日の前日に1歳を加えるので4際以上とはこの場合は4歳の誕生日の前日となり、20歳未満とはこの場合20歳の誕生日の2日前・前々日までとなります)。複雑ですので何歳ではなく、前記の出生日で判断してください。

3、BCG
今までネックになっていて問題だった接種年齢の上限がやっと改善されました。
生後6ヶ月までが、1歳に至る(法律上の「至る」は1歳の誕生日の前日!!!)までまでに変更になりました。特殊な場合を除いてはBCGを気にせず、より大事なヒブ(髄膜炎)、肺炎球菌、3混(DPT/ジフテリア、百日咳、破傷風)と不活化ポリオ(IPV)か4混(DPT+IPV)を優先させましょう。

4、ヒブ、小児用肺炎球菌
任意接種扱いから(本地区は補助が出て無料で接種できてましたが)、定期化されました。
定期化により万が一のワクチン被害での保障が大きく変わってきます。
対象者は生後2ヶ月以上から5歳に至るまで(至るは誕生日の前日までです)

5、子宮頚ガン
定期化されました。
中学1年生〜高校1年相当の女子。
平成9年4月2日〜平成13年4月1日生まれまでです。

*年齢、学年、期間などに関しては「未満」や「至る」などわかりにくい所は保健センターなどにもお問い合わせ下さい。